2010年03月08日

【本】きみ去りしのち

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重松清さんの新刊の広告を見た時、「ヤバいな」って思いましたあせあせ(飛び散る汗)

私はきっとこの本を読みたいと思うだろうし、実際に読むのだろうけれど

でも今は、まだ…

そう思っていたんです手(パー)

だけどライカの最初の月命日の日に何気無く入った本屋さんの棚に
この本が並んでいるのを見た時、どうしても今、読まなきゃいけない気がしました本

予想通り、読み始めて2ページ目から涙が出てしまって
なかなか先に進めなくて困りましたが…犬(泣)


一歳の誕生日を迎えたばかりの息子を亡くした父親と

命の期限を見つめる母親に寄り添う少女が辿る旅の話です

ふたりは、北海道から沖縄まで様々な場所を旅して
それぞれに深い痛みを抱えた人達に出会いながら
自分自身の心を旅していくんですね船

本の帯に「巡礼の旅」とある様に、ふたりが訪れるのは
悲しい記憶の宿る土地だったり、神話や奇跡の伝わる場所だったりします

最近は「パワースポット」なんて言って「そこに行くだけでご利益あります」
みたいなのが流行っているみたいですが、そういうのとは違う気がします

私は特に信仰を持ってないし、霊能者みたいな人はどうも胡散臭いと思ってるし
巡礼とかお遍路とかも「何の為に必要なの?」と思ってました

でもきっと、そういうことというのは

目的地だとか作法だとか道具だとかが重要な訳じゃなくて
そこへ辿り着くまでの旅そのものが大事なのかもしれないなあ、と思いました犬(足)

具体的な神様も教祖もいらないし、都合の良い奇跡も何一つ起こらなくても
私達は悲しさや寂しさをじょうずに育てていけたら
それは優しさになるのかもしれない、とこの本は言います

だからもしかしたら、どこにも行かなくても何も道具を使わなくても
巡礼の旅は出来るのかもしれません

その苦しさから私達が逃げずに、一生懸命に向き合おうとするならば…

本の中に「虹の色はどこにでもある」という言葉が出てきます

よっぽど幸運な人でないと、きれいな虹を見る事は出来ないと私達は思うけど
でも本当は、虹は光の屈折で色が付いて見えるだけで

もともとその色の素は私達の回りの透明な空気の中に有るんだ、という事ですぴかぴか(新しい)

他にも心に残る文章が沢山ある本でした

「別れ」を見つめるのは本当に辛いけど

でも読んで良かったと思います

興味のある方は是非読んでみて、感想を聞かせてくださいね犬(笑)


ひらめきライカへの手紙にたくさんのコメントをありがとうございました

皆さんの言葉の一つ一つが私の旅を支えてくれているのだと思います

ライカは私に一杯プレゼントを残してくれましたが
皆さんとの出会いもライカがくれた大切な贈り物ですねプレゼント

ニックネーム 雨 at 22:48| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
題名だけで泣いてしまいそうです。せつないタイトルですね。ライカちゃんのイタズラぶりと海のイタズラぶりが似ていて我が子のことのように涙が溢れて来ます。どこの世界に居てもライカちゃんは女王様なんだろうなぁ。そしてみんなに好かれているのだろうなぁと思います(^-^)
Posted by JUNJUN at 2010年03月09日 19:44
>JUNJUNさん
 お返事遅れてすみませんm(_ _)m
重松清さんの作品は好きなものが多いのですが、これはまさに今の私の気持ちにぴったりで本
「会えなくなてからも『私と出会ってくれてありがとう』と思える相手がいれば、たとえ一人になってもひとりぼっちじゃないんだ」って心にしみますぴかぴか(新しい)
Posted by 雨 at 2010年03月17日 17:56
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