2017年01月20日

【本】「ブラック・ドッグ」

今日も朝起きようとしたら世界がグルグル台風

早朝にツキスミも吐き気が出てしまったし、気候の影響もあるのかも雨雪

皆様もお体に気を付けてくださいね四葉



こんな日は余り動かず、静かに読書でもいたしましょうか本


IMG_1901.JPG


って、いきなり精神の安静には向かない表紙ですがあせあせ(飛び散る汗)

これは去年読んだ本です目


デビュー作の「ロスト・ケア」では介護紅葉
次作の「絶叫」では貧困という¥
社会の矛盾が生み出す闇を描いて来た葉真中顕の3作目は
ペットビジネスと動物愛護です猫(足)


と言っても、感動的なストーリーとかではないので
ちょっと読者層を選んでしまう作品だと思いますが・・・


位置情報「種差別の克服」を目指す超過激な動物愛護団体「DOG」
「苦しむ能力のある動物」脳や中枢神経を有する全ての動物に対して
ペットとしての繁殖と飼育、食料としての畜産などの禁止を訴え
その目的の為なら人間を害する事も厭わない


クリスマスクリスマスイブの日、大手ペット流通企業が開く大規模イベント会場には
セレモニーで歌を披露する予定の中学生
この日に販売される新種の愛らしい犬を買いに行く家族
そして、会場の外で譲渡会を開く普通の愛護団体など
大勢の人が集まる会場が「DOG」によって占拠され
出口の無い施設の中で、「ヒト」達の生き残りの為の
壮絶な戦いの幕が切って落とされる・・・



え〜と、まず最初に申し上げておきますが顔(汗)
この作品には大量の残虐描写が出てきます爆弾
血も涙も情けもへったくれもない殺戮シーンの連続で
「そういうのが生理的にダメふらふら」という人には
お勧めできません手(パー)


でも、デビュー3作目で作者が色々な世界を様々な仕掛けで描こうとしている
そのエネルギーというか気迫で
私は500ページを超える長編を一気に読んでしまいました本


大学生たちの実際の動物愛護活動を描いた「犬部!」の
コミック化の際にシナリオ協力していたという著者なので
ペット産業の問題、パピーミルの描写など
社会問題をモチーフにした部分は現実を下敷きにしていると思います
(小説ですのでデフォルメしている部分は当然有ると思いますが)



全体の雰囲気としてはパニック・ホラーというか顔(なに〜)
閉鎖空間に閉じ込められた人間たちが正体不明の相手と戦うくだりとかは
「Dawn of the dead」とか「バイオハザード」ですかね
ゾンビ映画が大丈夫な人なら十分読み通すことができます手(チョキ)
(幸か不幸か私はゾンビ映画大好きだったりします)


この作者は社会問題とエンターテインメントとを
絶妙のバランス感覚でブレンドしていこうとするスタイルだなと思うので
ペット問題の他にも色々なものが盛り込まれています
SFな要素まで入れたのはちょっと盛り込み過ぎかな〜と思うけど



極端な動物愛護思想に基づくテロ行為というのは容認されるものではありませんが
昨年獣医大学で「動物福祉」に関する講義を受けたので
「人類の為に他の動物の命を用いること」については考えてしまいましたね犬(足)



そんな訳で、私は面白かったですが・・・

でもきっと、友人知人でこれを読む人はいないかもな〜失恋










ニックネーム 雨 at 10:50| Comment(2) | エンタメ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜♪
寒いですね( ˙_˙"٥)
雨さんもポコちゃんもツキスミちゃんも無理しないで下さいね。
もうちょっと暖かくなったらまた遊んで下さいね(^_−)

あっ、本はちょっと…遠慮しとくかなぁ〜(^_^;)
Posted by Andymama at 2017年01月20日 22:36
>Andymamaさん
 この本・・・読まないですよね〜本
私も皆さんにお勧めするのはちょっと憚られますがあせあせ(飛び散る汗)
エンタメと割り切って読めばホラーとして面白いです演劇
しかも、重要なカギとなる新種の犬というのが、某通信会社CMに出てくる犬そっくりヤギ
肝試しと思っていかがですか顔(ペロッ)
Posted by 雨 at 2017年01月23日 11:48
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