2017年09月23日

フォーラム:犬の白内障

眼科の先生のセミナーの続きですパソコン


前の記事に書いた様に、目の疾患は色々な種類・原因があるのですが
今回はその中でも来院患者の多い「白内障と緑内障」について
時間を多くとって説明してくださいました


ひらめき白内障と言うのは、目の中に有ってレンズの役割をしている
「水晶体」が白く濁る病気です


白内障は猫には少ないそうなのですが、犬には多くて
初期は症状が殆ど無かったりするのですが
進行すると、ぶどう膜炎・緑内障・網膜剥離などの合併症を起こして
痛みや視力の喪失につながることがあります


かわいい白内障の原因というと、まず加齢を考えますが
遺伝性の白内障と言うのも多いのだそうです
北米の調査ではかなり多くの犬種に遺伝性が見られたそうで
日本でもトイプードルやダックス・シーズーなどが
好発犬種ではないかと言われていますが
ハスキーやラブなどの大型犬や柴犬なども多いとする人もいて
日本で飼われている犬の殆どが当てはまってしまうのでは
という感じがします

遺伝や加齢の他に、外傷性といって目に傷を負った事が原因になる場合もあります


かわいい白内障は進行度合いによって分類されています
 
 @初発  濁りが全体の10%未満
 A未熟  10%〜全域が半透明になる
 B成熟  濁りが全体100%に及ぶ
 C過熟  水晶体が液化する

BやCになると痛みが出たり合併症のリスクが高まる為
治療として手術を勧める事が多いそうです


かわいい白内障の手術は、最近人間では日帰りも有りますが
犬の場合は全身麻酔をかけて行い、通常3〜4日の入院が必要だということです

手術は水晶体の中の濁った部分を超音波吸引法などで取り除いたり
水晶体を摘出してしまって眼内レンズを挿入したりします
手術の目的は、視力の回復と合併症リスクの低減なので
手術の先立っては全身状態も細かくチェックして
本当に手術が適応なのかを見極める必要があります


現在の獣医療では、白内障の手術適応で手術を行った場合
術後、生涯にわたって視力を維持できる確率は90%だそうです
犬の白内障の進行は早くて、人間に比べてかなり進行した状態で
手術を受けることが多いので、それだけリスクも高くなるのだと思います


どんな手術でも同じですが、やはり早期に発見して早い時期に行う事と
担当医との徹底的なインフォームドコンセントが必要だと感じました


退院後もしばらくは通院が必要ですし、自宅での点眼や投薬も有るので
手術を行う場合は退院後の犬のケアを含めて時間と労働力の確保が必要
ですね


四葉白内障と紛らわしいのですが、やはり目が濁って白っぽく見える病気に
核硬化症があります
核硬化症も水晶体の加齢による変化ですが
水晶体核と呼ばれる部分が圧縮されて固くなり
青みがかってきて輪郭が白く見える状態です
白内障と違って視力の喪失はなく、治療もしない事が多いです


3581.jpg


4マルの卒業生たちとポコは恐らくこの核硬化症で
光の加減によって目が白っぽく見えたりしますが
今のところ急激な視力の低下などはない様です



次は「緑内障」についてお話します右




ニックネーム 雨 at 12:00| Comment(0) | わんこの健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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